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GRJ日記

やや古い漫画やや古いアニメやや(略)ゲーム特撮などの話をしています。

カテゴリー「映画や小説や番組や」の記事一覧

火の鳥の実写

昭和何年の映画なんでしょうか。ナニ編だ?一番最初のあれ。ヤマタイ国やらクマソやらの勢力争いと、火の鳥の血で不老不死を得たい卑弥呼の思惑とか猿田彦とかあの話。
監督は市川崑で、出ているキャストの豪華な事豪華な事。一体これどこの超大作?という顔ぶれです。よくもまあこんなに集めたものです。主役は柳生但馬、ではなくて若山富三郎。悪役が仲代達也。江守徹に林隆三に、女優も高峰三枝子に大原麗子に由美かおる。すごいでしょう。一人もわからない、という若い娘さんもいらっしゃるでしょうが。すごい顔ぶれなのよ。
あっという間に死んでしまって消える役の沖雅也のかっこよさに目を見開いた。沖雅也と草刈正雄が並び立つなんてそうそう見られないハンサム共演よ。いやあ、かっこよかったわ草刈正雄。役柄がクールでニヒルで「別に、火の鳥の血なんか要らない。自分はただ弓を極めたいだけ」という気持ちで居る孤高の狩人。死に方も生き様もぴったりでした。
あの頃手塚先生がやけにやりたがっていた実写とアニメの合体部分がありまして、えーとね、バンパイヤとかですね。この映画だと、狼の群れとか、火の鳥とかが唐突にアニメになるんです。そこの部分がもうヘッタクソで、観ていて腹立った。なんであんな部分つくらないといけないの?いいよただ黙って実写化すれば。今なら単にCGなんでしょうけどあの頃だとアニメになるのかしら。いやしなくてもよかった。下手くそな特撮の方がまだマシだった。
あの当時にしては長い120分という映画で、実写の部分はそこそこ面白かったよ。今の沖雅也じゃないけど、ビックリするような人がチョイ役で出ていて、油断ならん。役柄が兵士A兵士B以外で、本当に無名の人っていないんじゃないか?って思うくらい。
今言った理由で「観て下さい!」とは決して申しません。豪華なキャストの共演を楽しみたいならジュリーの方の魔界転生を薦めるし。

火の鳥は大いなる存在ではあるけど絶対者、神様ではないんだよね。もっと自我があって自分の判断で動いている感じがする。気に入った人に肩入れしたりもするし。火の鳥自身も宇宙の大きな輪の一部である感じ。
でも、永遠に死なないで気の遠くなる時間、人の生き死にやもがき苦しみをただ観ているというのは、多分私らの想像できる精神状態ではないのだろう。樹齢千年の木の方がまだ、火の鳥の気持ちを理解できるんではないか。

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ポプテピピックとか携帯とか

最近まで全く知りませんでした。たまにあのキャラの絵は見かけたし、「さてはアンチだなオメー」とかのセリフは見かけた。そういうマンガがあるんだろうなくらいに思っていました。
アニメになったのね。声優さんすごいね。たまげた。ジョジョ声優出ないかな。クルセイダースもだけどワムウとか出て欲しい。あっ、カーズ様も出て欲しい。すごく観たい。って、ジョジョ声優が凄い人ばっかり出てるってことなんですけどね。
神風動画がやってるのもすごい。なんでまた…
観ていて、それほど、ひきつけ起こし腹抱えて笑うっていうんでもないんだけど、なんかこう、脳内で何かホルモンが出てる感じがする。何かに似ているなと思ったらウゴウゴルーガのカオスっぷりに近い気がする。好きだったなみかん星人。知ってますかみかん星人。

ついったーで時々見かける新作デビルマン。あれはなんでしょうね?
観ようと思えばどこかで観られるでしょう。今は探せば大概どこかで観られる。
昔は「何日の水曜ロードショーでナニナニをやる!」と知るといそいそとビデオに録画し、丁寧にCMをカットしようとして間違えて本編を録ってなかったりして絶叫したものでしたが
いつの間にか、地上波を頑張って記録して、という文化は失われたんだなあ。観ようと思えば以下同文、ですからな。ちょっと寂しい。
昔はスマホも携帯もなかったんですからな。待ち合わせをして相手が来ない。君はどうする。君はどうするか君は。
待ってる方はいい。待つか帰るか、そのどちらかだから。必死で待ち合わせ場所に向かっている方は、「あと何分で着く!帰らないで!」を伝えるすべがないのである。あるいは、「あと30分経っても着けない!寝坊した!切腹!」を伝えるすべが。
やはり昔の方がきっちりと段取りを整え、下準備をし、予約をし、肝に銘じて、人と会っていた気がする。
しかし、困った時すぐに手立てを講じられる方が良いに決まってるけどね。
明治維新の頃や関ヶ原の時に携帯電話があれば、時代は変わっていたであろうよ。

月末業務にもまれつつ打鍵もしています。
ポルナレフ好きだぁ~可愛くてかっこよくておしゃれで照れ屋で泣き虫で明るくて強くて優しくてホント好き。好き好き。ずっと見ていたい。
アヴさんもきっとこんな気持ちだろうな。なあそうだろう。

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GODZILLA 怪獣惑星

最近作られたゴジラのアニメです。
20世紀終盤頃から地球はゴジラたちに乗っ取られ、人類は遠くの星に居住を移すべく地球を逃げ出した。地球に移住しようと思ってやってきた異星人たちも協力してくれている。でもはるばるたどり着いた目的の星は人類が住める星ではなかった。で、もう一度地球へ戻って、ゴジラを駆逐して、再度地球を人類の手に取り戻そうという計画をたてる。のは、主人公の地球人青年。地球を逃げる際に親をゴジラに殺されている。その記憶の映像も可哀想でしたが…
冒頭部、その移住する筈だった地獄みたいな星に、希望者と称して宇宙船の人減らしのため老人ばっかり降ろしてしまおうという計画に主人公が反逆を企て、捕まって独房にぶちこまれるところから始まるのですが、気の毒だったなああのじいさん。主人公をなだめ、なぐさめ、わしらはもうこの生活に疲れた、死ぬなら大地の上で死にたいんだと言ってやる。でも、星へ下りて行く船は大気圏のあたりで謎の爆発(ひょっとしたら邪魔者どもが戻って来たりしないよう始末したのかも的な)を起こして四散する。主人公は「あああ」と声をあげながらその様子を独房から見つめている。あそこキツかったなあ。ゴジラの映画なんですが私はあの部分が一番キツかったかも知れない。
その後やっとこ地球に戻ってきて、こっちはワープワープで日が暮れて20年くらいしか経ってないんですが、地球の時間では2万年くらい経っている。でも、あのゴジラがやはりまだ居て、「なんで2万年も経ってるのに変わっておらんのじゃい」と思いつつ(ここがミソです)、主人公の頭脳と執念を買ってくれている異星人幹部のとりなしもあり、主人公のたてた計画に基づいてゴジラ殲滅作戦が開始される。でも、地球に降りるとさっそくゴジラの手下みたいなのに襲われて被害をこうむる。ハンサムでやり手の司令官は主人公を信用しておらず、作戦は中止して地球から資源だけ運んで月にでも移住した方がいい、とか言う。実は私もそれいいんじゃない?と思いました。月は重力が小さいから少ない労力で作業がはかどるよ。その後なんとか重力を増やして大気を定着させてさ。ねえ。月プッシュ。
そのハンサムでやり手で主人公を嫌ってる司令官の声が承太郎さんでした。命令を叫ぶ声がドスがきいて色っぽい。かっこいい。ステキ。あと、飄々として淡々として明るい科学者が若ジョセフだった。こっちもよかった。どっちも金髪に白い肌なんだけど見分けがつきました。あと、異星人で、肌が黒くていかつい顔立ちのベテランパイロットがみやけさんだった。黒い顔はみやけさんに任せろだね。
承太郎さんが途中で死んじまった。今までずーっと嫌な奴できていたのに、最後の最後だけ主人公の援護みたいな形でゴジラに立ち向かって、ゴジラと目が合って、真っ白い顔になって、「…くそったれの星だ」とか呟いて次の瞬間ドーンてやられていました。最後だけいい奴って卑怯です。私はゴジラの実写もいくつか見ているんですが、ゴジラと目が合って、一拍溜めがあって、次の瞬間火炎だか放射線だか衝撃波だか吐かれて爆発するシーンを何回か見ている気がします。あの「ん…?」みたいな間はなんでしょう。ゴジラが考えてるのかね。「吐こうか、どうしようか。やっぱり吐く」
ゴジラを谷みたいな場所に誘いこむ作戦の中でみやけさん死ぬのかしら、嫌だわ、と思っていましたが死ななかった。良かった。犠牲も出しつつなんとかゴジラをやっつけ、死んだのかと思った主人公も無事生還し、ああよかった、と思ったら、今倒したゴジラのはるか上をいくゴジラ先輩(こっちが、2万年の間熟成されたオリジナルのゴジラでした)が現れて、もう話になりゃしない。とてつもない絶望の中エンドロール。ええ~これで終わり?バッドエンド?随分思い切ったな、珍しいくらいだ、と思っていたら、エンドロールの後に、現地人みたいな娘に介抱されている主人公の映像が数秒くっついて終わった。あーそうか最初から続き物として作っていたのね。びっくりした。あの現地人の娘は「モスラーや、モスラー」の娘の役割なんでしょうか。

なんか、ゴジラの皮膚感というか質感というか、が独特で、あれかね、全部CGなのかね。セル画の動き方ではなかった。ナウシカの王蟲のデジタル版みたいな感じ。
異星人なのに地球人とほぼ変わらない容姿の異星人て、いろんな作品に出て来て、変じゃないか?と思ったものでしたが、地球と同じような環境の同じような惑星で進化した生物であれば、頭部を含めた体幹部がありそこから四肢が出ていて、頭部には目と鼻と口と耳があり、保護すべき場所には毛が生え、という姿は、それほど違わないものかも知れません。どんな星ならタコみたいな生物になるのかな。例のグレイという連中の母星はどんな星なのか。案外、常春のマリネラみたいな星かも。コブラにはよく、アヒルっぽい宇宙人が出てきますけど、やっぱ池っぽい星なんでしょうか。あだ名はダックね。
この手の、「○○を倒すまでは作戦は終わりません」ものって、登場人物は何時間連続勤務なんだろうと思って憂鬱になる。下手するとずぅーっと寝られないし、トイレにも行けない。中には緊張するとおなか壊す兵士だっているだろうに。思うのですが近未来の戦闘スーツは、戦闘中に大や小が出ても出たそばからきれいさっぱり分子にして雲散霧消させる技術とか使われて欲しいですね。せめて、そっちを気にしないでもいいようにして欲しい。
あと、この作品はそれほどでもないですが、結構、十代の子供ばかり(しかも美男美女)がパイロットのロボットものがあり、各作品でそういうことになっている事情は設定してあるでしょうが、子供に殺し合いをさせ、星や国の命運を預けるってやっぱりどうなんだろうと思う。たまにはリアルを追及して、25歳以上の男、顔は十人並みばっかりのロボットものはどうでしょうか。絵柄が茶色くてアレでしょうか。

ゴジラとはすっかり話が逸れてしまいましたが、面白かったです。続きが完成したらそれも観ようと思います。

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マジンガーZ infinity

観てきました。
まず最初に出てくるのはとにかく「面白かった!」てことです。
難癖つければ、どうやってドクターヘルたちが復活したのかがはっきりしない。したっけ?あと、多元宇宙や接するパラレルワールドだのを持ち出すのはマジンガーZの世界ではいかがなものか。その、「世界まるごとひとつそっくり取り替える」という、中学二年生が口走るようなことを、マジンガーZの舞台でもちだすのはどうかなあと思います。あくまで、敵の機械獣を倒すために超合金Zで作られたロボットで立ち向かう!ミネルバXはパートナー回路が組み込まれていたからマジンガーZにつき従うのだ!ドクターヘルの杖からは特殊電波が出てロボットを操ったり言うことをきかせたりしている!という、物理と科学の現実世界での話にすべきなんじゃないかなあ。そういう、時空がどうした異次元がどうしたの話はゲッターロボでは。最後の辺りの、「捕まってるグレートマジンガーと剣鉄也をキーにして」って具体的にどういうことなのか、リサちゃんがこの世界を救うためにやってたことは具体的に何なのか、ちゃんと言葉で説明してみせろ!なんか雰囲気でごまかしてるだろ!「多元宇宙」って言えば何とでもなると思ってないか!な部分がちょろちょろありましたけど。
でも、ドクターヘルたちの謎の復活は、「今度のドラゴンボールは、あのフリーザとの戦いだそうだ、と聞いた時同様のワクワク感を凌駕する新しい敵はそうそう生み出せない」ってことと同様だし、逆にそもそもマジンガーZの敵がドクターヘルやあしゅら男爵でなくてどうするの!なファンのための映画でもあるし、仕方ないのかな。私もそうだもんね。マジンガーZの新作映画だって!と聞いた瞬間にドクターヘルとあしゅら男爵の顔が空いっぱいに浮かびましたからな。
あちこちに細かいお約束がちりばめられており、ボスと博士たちの現代っ子には受け入れられないすべりまくりのギャグを微笑みながら観賞し、そんな中にもちゃんともりもり博士の遺影を博士たちが持ってたりしてホロリ来ました。
なにより、冒頭部のグレートと、再録音ながらも当時のテイストに合わせたオープニング(わたしゃ近頃の「ゼェ~ット!」て声が裏返るやつが嫌いなんですが、それじゃなくて、昔同様の「ゼット!」てびしっと叫ぶ言い方でとても嬉しかった)、後半のマジンガーZが持ってる武器を次々に使うシーン、ぐっと来た~。なんたってプールが割れてせり上がってくるマジンガーにホバーパイルダーでドッキングするシーン、そしてジェットスクランダー。ああもう、涙が出まくり倒した。しかしなぜあそこの『Zのテーマ』が歌入りじゃないの?再録音はしょうがないとしても、ちゃんと水木一郎の歌声を入れてよ!一番の不満はそこかも知れないな…
敵の機械獣も後から後から懐かし状態で「あっあれ、なんていったっけ知ってる見たことある、あの話、ドナウの話に出てきたアレ」でした。なんたってガラダK7だよねー。バトルシーンの熱さだけでもう充分オッケーです。

それまでツノつきあわせて敵対しあっていた人類全員の元気玉でマジンガーZが勝つ、のはいかにもですが納得のいく決着のつけ方で、その後またぞろいがみあうというのもわかりますね。人類ってそういうもんだ。ドクターヘルが「人類の最大の弱点は多様性だ」と言ったのが意表を突かれて、また確かに、とうなずきました。人類がアリみたいな種族だったらずっと簡単に意思をひとつにして敵にも向かっていけるんだよね。勿論、そうなればよいというものでもない。
光子力や、シズマドライブや、人類に素晴らしい未来をもたらしてくれるものには必ず落とし穴がついてまわるのね。しょうがないのかしら。安全で安心で、かつ安価に暮らしを支えてくれるエネルギーは何かないのかしらね。やはり皆めいめい30分自転車を漕いで発電するしかないのか。
ところで
なんたってドクターヘルの声のジョセフジョースターが最高にかっこよかった!威厳があってカリスマがあって、ジョセフの時とまた全然違うんだ。独裁者の声。納得のいくかっこよさでした。
あと、ボスの億泰がとっても合っていた。そうそう、ボスって、デブではないんだよ。太っちょの声では合わないの。億泰の、すごみがききながらも愛嬌のある声がぴったりでした。それと、全然気づかなかったんですが、ブロッケン伯爵がエシディシだったのね。もちろん上手だった。エシディシも役によって全然違う声に聞こえるわ。
主人公の巻島さんは、もともとの甲児くん、えーと石丸博也、に似てる人をキャスティングしたらしいんですけど、「言われてみれば…そうなのか?」くらいだった。巻島さんの人はやっぱり、ばりばり主役よりはちょっと外れた位置にいる声の感じがした。もっとガツガツ暑苦しい主役の声の方がよかった気もするけど、風立ちぬの主役の声を聞いた瞬間の「なんだこの声」な悪い驚愕は無かったので別にいいです。
きっかわこうじのエンディングもね、結構気に入った。なんなら例の「見たか君は、マジンガーZ、聞いたか君は、マジンガーZ」を再度録音してくれて、あの透視図の上に流してくれてもよかったけど。でも、映画を視聴し終わった時の気持ちの色合いにちゃんと添った曲だったなと思うので。

いやーホント良かったよ。ありがとうと言いたい。見てよかった。安易に実写に飛びつかないで、このくらいに情熱を乗せたアニメをこそ作っていただきたい。日本のアニメは世界一なんだよ。誇りを持ってちょうだいね。

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弱ぺダシーズン3

弱虫ペダルのアニメね。
原作を読みたいのですが手立てがありません。お金を出して買うか、借りるか、ブックオフに行って立ち読みするか、マンガ喫茶に行って読むか、あとは、アレなんて言ったっけ、ネットやり放題の個室みたいなやつ。おいおい、お前現代人じゃないのか。いや、違うかも知れない。なんていうんだ、アレは。
名前が出てこないままですが、アレとかに行けばすぐに読めるのはわかっているのですが、お金もヒマもありません。ので、アニメを観るばかりになっております。
ああ現在進行中のチャンピオンは読んでいる。いびつな形で知識が頭に入っております。でも、チャンピオンて、金曜にコンビニ行ってももう無いんだよ。ほんとだよ。ジャソプなんていつまでもあるのに(笑)たびたび読みそこなっていますよ。今の少年週刊誌で一番売れてんじゃないか。そうでもないのか?
まあなんでもよろしいが、
あれ?今チャンピオンで連載中のインターハイって…
アニメのシーズン3でやってるインターハイと同じだよね?同じ年のインターハイだよね?そこからか。
思うのですが、今年は箱学が勝つんじゃないか?
そして3年生になってもう一度総北が勝つと。めでたしめでたし。
それじゃ御堂筋くんの立つ瀬がないか。
3年生最後の年に御堂筋くんが優勝とか。画面いっぱいに彼の笑顔で、【弱虫ペダル・完】ちょっとそれはあれか。
ところで
私は東北人なので、関西弁の各々の地域の違いが全くわかりません。
御堂筋くんは京都弁です。くうがに出てきたナナちゃんも京都弁。
虹捜索をする際に、その地域の言葉がわからないと、出来ないよね。私のナナちゃんは今思えば顔から火が出るような言葉遣いであった。どうもすみません。
今もこの空の下どこかで、御堂筋くんの京都弁とか、まちみやの広島弁に苦しんでいる腐れ女子がいるのではなかろうか。

一歩くん。
えっ、また戻ってくるの?
クミちゃんに添い寝してもらってよかったね。なんか生々しかったわ。
でも、また戻ってくるの?無理じゃない?
戻ってきて勝つところまでやるの?それとも、また必ず復帰するぞ!てとこで止めるの?
なんかもう、何をどう応援すればいいのかわからん。でも、でも、宮田君と戦って欲しいとはずっと思っている。それが叶うまでずーっと描いてくれてもいいよ(笑)

明日明後日と大雪のおそれが。
そしてそれ以後とんでもない低温に。
冬が全力で襲ってくる。あああ~嫌だ~
2時間くらい早起きしないと。涙出る。

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浮浪雲

といっても漫画の方ではありません。漫画も数回は読みましたが登場人物や舞台設定の概略くらいしか知らない。
1982年にアニメ映画になったそうで、そちらの話です。

幕末の江戸、品川宿の問屋のかしらをやっている雲という男が居て、すらりと背が高く色白の美丈夫、仕事は全部番頭にまかせっきりでふらふら出歩いて女を口説いて酒飲んで朝帰りばかりしている遊び人である。口癖は「おねえちゃん、あちきと遊ばない?」まあ、美醜や若い老けてる関係なし、夜鷹でも茶店の小娘でも声をかけまくるところは筋の通った女好きである。
奥さんは「かめ」という名前でブタッ鼻、おおらかで心優しく、浮気しまくる旦那にもなんとも言わず、朝帰りしてから奥さんを寝所へ誘う旦那に「でも、お疲れなのでは?」と素で尋ねる天然さん。イヤミとか、我慢して絞り出すのではないところがミソですな。
息子は11歳の新之助くん。もう一人の主人公であろう。生真面目で不器用で真っ直ぐで、でも時々誘惑や堕落や卑怯な道に心揺れて、そんな自分に自己嫌悪する、至極まっとうな子。父親に対し「駄目な人だなあ」とあきれ、恥ずかしいと思いながらも、でも根底のところでは信じている。理想的ですね。
雲さんは好き勝手生きていて、息子のことも放置、放任していて、こうしろああしろ教育的指導は一切なしで、息子相手に将棋で勝負しても自分は平気でズルをして、息子が悔しくてはむかうとコテンパンにする。おとなげない。そして子供を相手に本気でボコボコにするんだけど、怒ってない。穏やかな表情で息子をどこまでも追いかけていって殴る。最後は見ている方が笑ってしまう。息子はそれどころじゃないけど。
その、「普段は全然親らしくなく好き勝手やっているけど、子が本当に助けを必要としているその瞬間、その場所には、きっちりと居て、手を差し伸べ助け上げてやる親の図」がキマっていて、見ていてスッキリしました。家出した息子、もう今更戻れない。真っ暗な闇の中泣きながら座っていると、遠くから馬の走る音が近づいてきて、朝日を逆光に馬上の父上が!の姿が本当に頼もしかった。観ているこちらも息子の心境で「ちちうぇええ~~~」でした。一日と一晩駆け通しに駆けて息子を追いかけて来てくれて、そこで「たんとお泣き」言ってくれる父上の大きさね。あれは将棋の駒事件の時にずーっと追いかけてきてぶちのめす姿と対になってるんだね。子供みたいに追っかけてきてポカスカ殴る姿と、帰れないでいる息子を迎えにきてやるおとなの姿の両方ね。
その、いつもは昼行燈や好き勝手やってるフラフラ野郎でも、ここぞというところで、というその一点が、私にはわからないままである。ちゃんとした人にはわかるんだろうか。

息子の成長も、この物語の大きな柱であるんですけれども、雲と新之助がそれぞれ別の場面で出会う坂本竜馬が、良かった。雲とふたりで背中合わせに立って新撰組相手にやりあうところ、とてもすてきだった。そう、雲さんは長ぁーい仕込み刀を棒術のようにぶん回して戦うんですけど、アクションは本当にかっこよかったです。雲さんの命を狙う新撰組の若者との初戦、二度目、決戦、決着のつけ方も鮮やかで、ほれぼれしました。竜馬が暗殺されるシーンだけ、誰だかが専属で考えて動かしたというのを聞いたことがありますが、すごく迫力があって、無残で、心に残りました。
新之助が、あの大好きだった坂本竜馬が暗殺されたと知って、あんなふうに乱れて傷ついて苦しむのはよくわかるし、観ているこちらが救われる。そして、雲さんが、そうと知って、ただ黙って受け入れたのだろうな、泣いたりつらがったりしないで、彼の生き方のように、ただすべてを受け入れて、のみこんだのだろうなと想像できました。
あと背景がとにかくきれい。そこに乗ってくる人物の絵も含めて、日本画がそのままアニメになったようです。コンピューター処理の昨今のアニメでは絶対に出せない良さがありました。
そして声。やましろしんごが雲を演じていて、上手だった。時々俳優にアニメの主役をやらせることがあって、上手な人と下手な人がいますが、やましろしんごは上手だった。演技力というよりは、雰囲気、味わい、こういう時にこういうセリフを「どんなふうに」言うのかって辺りが、ちゃんとわかっていた。やましろしんご自体はあまり良い人ではないとか、そのせいで老後は孤独だったというのを聞いたことがありますが、まあ別に私はやましろしんごに恨みはないので、この役は上手かったときっぱり言います。あと奥さんのかめさんがくまがいまみでしたが、こちらもよかった。独特の色気があって、でもおおらかで温かくもあるという声で、この役に合っていた。若い人はくまがいまみを知らないかな。まつだゆうさくの奥さんの姉さんです。若い人にはまつだりゅうへい&しょうたの伯母さんですと言う方が良いのか。
しかしなあ、坂本竜馬って、33で暗殺されたんだなあ。33だよ。すごいよね。たったの33で死ぬまで、あれだけの人生を送ったんだと思うと、自分が恥ずかしくなる。自分は未だにその「ここぞというところ」がわからないままだというのに。

良い作品です。一時間半、時間が空いていたら、是非一度観て欲しい。

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怪傑ライオン丸

あなたはご存知でしょうか。大昔やった特撮ヒーローものです。
時は戦国時代、天下を手中におさめんと暗躍する大魔王ゴースン。ゴースンと共にチベットで妖術の修行をした果心居士は彼の野心を止めるため、拾って育てたみなしごの獅子丸に金砂地の太刀をさずける。この刀を抜く時獅子丸は忍法獅子変化により、獅子面人体のライオン丸という剣士に変貌を遂げ、ゴースンどもと戦うのだ。
果心居士といえばその手の(どの手の?)時代物では必ず出て来て、幻術だの妖術だの駆使して時の権力者を手玉に取ったり時の権力者の手先となって敵勢力を叩き潰したりする。実在もあやしまれる謎の大魔法使いである。かっちょいー。初期のカドカワ映画にはなくてならない人です。一番印象深いのはやっぱり伊賀忍法帳ですかね。魔界転生にも出てなかったっけ、と思ったがあれは森宗意軒だったわ。
敵でもあるけど、そうとも限らなくて、自分が気に入ったらあっさり力を貸してくれる、というあたりが、伊賀忍法帳の時にすごくかっこよく映えていたのです(原作の方ね)。でも大概は敵方の強い幻術士という役どころだから、この作品で普通に良い人で主人公たちの育ての親で、第一話でキーアイテムを授けて殺されてしまうというのがちょっとビックリでした。まあ、子供向けの特撮ものであんなエキセントリックな男が父替わりというのも難しいのでしょうが、それはそれで見たかった。
ゴースンと果心居士は同門の兄弟弟子だったっていうのがそそりますね(笑)そそりませんか。多分ゴースンは果心居士に道ならぬ思いを抱き、愛されないなら憎まれようと暴挙に出たんですよ。あれじゃないですか、獅子丸に対して「果心居士の愛情を受けて育った孤児…許さぬ!」で嫉妬に狂って(以下略)
そしてまたもうひとりなかなかグッとくる人物が居て、名前は虎錠之介。強さを求めてゴースンと手を結び、「銀砂地の太刀」を授けられ、これによってタイガージョーという剣士に変身する。最初はもろに敵で襲ってきますが、何度も戦ううちに次第に友情が芽生えてくる。最期は単身ゴースンのもとへ向かい、手下に斃されるが、その死後にマントがライオン丸を守るように動いて助けてくれる。この後獅子丸はみごと仇を討つのであった。
ぐっときますねえ。この、「当初は敵として現れ、戦いの中で友情が芽生える」というの、今では定番でしょうがこの辺の作品がスタートさせた設定ではないだろうか。その後完全に味方になって共に戦うのもそれはそれでいいですが、完全にタッグを組まず、高みの見物的な位置に居るんだけど、要所では手を貸してくれるというのも大変にそそられる。忍ペンまん丸の紫狼沙とかな。ああ~セクシーじゃ~
そしてだ。タイガージョーが持っているのが銀砂地の太刀で、ライオン丸と対になっているのが「対等の強さの宿敵であって、また相棒でもある」って感じで、いいわー。それを渡したのがゴースンだってあたりも。タイガージョーは最初あれだよ、ゴースンに寵愛されてたんだよ。「愛い奴よ」的に。でも戦ってるうちにライオン丸に心惹かれてゆく。「わしの愛するものをことごとく奪ってゆくライオン丸憎し」でゴースンが怒り大爆発なんだよ。あれかね、タイガージョーの後ろから近づいてゴースンが「何を考えている。ライオン丸のことか」「別に…」「いいやそうに違いない。正直に言え」「何を言っているのかわからん」とかあったんじゃないのか。まるで承太郎に心惹かれる肉の芽院に迫っていくDIO様のごとく(そんなシーンはありません)
発狂したような内容を書き連ねていますが本編には決してそんなエッセンスはありません。変身する時の「風よ!光よ!」っていう叫びがかっこよくて好きだ。

これを打っていて、ジュリーの魔界転生が無性に観たくなりました。観よう。我は求め訴えたり。

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海のトリトン

原作漫画はテヅカオサム先生ですが、アニメとは内容が全然違う。そういうのは昔は沢山ありました。ゲッターロボも全然違う。デビルマンも全然違う。ミクロイドSも全然違う。宇宙戦艦ヤマトも全然違う。マジンガーZは大まかな流れは同じだけど細部が随分違う。まあ、原作漫画がしっかりあってそれをもとにアニメ化するのではなくて、ほぼ同時スタートのようなシステムだったせいですが。現代において『原作漫画とそのアニメ化したもの』といった時に、話の筋が全く違うといったことは多分、滅多にないと思うんですがどうでしょう。それはむしろ実写化映画の暴挙に出た時によく見られることですね。フハハハ。忍ペンまん丸なんかは相当違ってましたが、あれはそれこそ大昔の「テレビ漫画と、雑誌連載の漫画それぞれほぼ独立。人気投票やオモチャ化のことも考えてキャラクターやストーリーを作っていく」みたいな流れに近かったからかと思います。
原作漫画があって、アニメもある、となった時には大概は「原作の方がいいに決まってる」「原作を読まないと、その作品の本当の良さはわからない」という流れになります。でも、その「漫画とアニメタイアップ黎明期」みたいな時期には、このアニメ負けてないわ、このアニメこそがすごいわ、という作品も時々あります。その代表作がこの、海のトリトンだと思う。
なんたってオープニング曲の良さよ。誰もが知っている名曲と言いたいが、知らない若者もいるんだろう。もし居たらぜひ、オープニングフィルムを観て下さい。多分、「なんだかわからないけど胸が打たれる」と思うよ。歌っているヒデ夕樹という歌手はヒデとロザンナのヒデだと思いこんでいましたが別人でした。でも声似てないか?そしてネタバレしますが、冒頭部で爆発するシーン、あれは実は最終回に起こることなのである。行き当たりばったりじゃなくて、最初からすっかり考え抜いて作ってあるって、いいなあ。
出だしは時々見かけるタイプの展開で、小さな村の中で異端となっている主人公、彼はその昔海辺で拾われたみなしご。髪が緑で、とんでもなく泳ぎがうまくて、なにかどこか普通と違う。拾った時に「この子の名前はトリトン」と書置きがあったのだが、日本の田舎の漁村でその名前を付けた育ての親のじいさんは律儀だ。一平じいさんというんですけど、普通はその書置き見なかったことにして「三平」って付けると思うよ。多分釣りもうまいんだろうし。彼が村で白眼視された理由のひとつはその名前のせいだと思う。
ある日そのDQNネームの少年の前に白いイルカが現れて、「あなたはトリトン族の生き残り。世界の海を征服しようとしているポセイドン族と戦わなければなりません」と言ってくる。最初は「このイルカ喋った」と至極まっとうに驚いている少年だったが、突然海にモンスターが現れて漁場を荒らしだす。ポセイドン族が放った魔物で人間の敵う相手ではない。イルカは「あなたの親が残した服と短剣がある筈だ」と言い、探してみると行李の奥からそれが出て来て、鞘から抜くと赤く熱く輝いて少年はその剣で魔物を倒してしまう。一平じいさんは少年をひきとめるが、彼はその手を振り切って海へと出て行ってしまうのだった。
今ではよくあるパターンかも知れませんが少年少女にとっては心躍る、つかみはオッケーなスタートではないでしょうか。子供らは皆「ある日、自分のところに使者が来て、あなたは特別な存在。あなたにしか出来ない使命がある。今の生活すべてを捨てて旅立つのですと言って来たらどうなるだろう」と思うものである。そして「そうなったら、パパもママも兄弟も友達も全てと別れて、たった一人夜の海に旅立たねばならないのだ」と、寂しさと冒険心の両方で胸を震わせるものである。
以前、私は自分のサイトで、上記のようなことがあなたに起こったらあなたはどうしますか?とアンケートをとったことがありました。私は「旅立つ」という答えが多いかなと想像したのだが、予想以上に「旅立たない。今の暮らしを取る」という答えが多かった。別に、「皆、背中の翼を失くしたんだな」とか、「大人になるってことは、いろんな重石がからみついて下に引き下ろして地面に結びつけるってことなんだな」とか言いたいわけではありません。へえそうなのか、とちょっと意外だったというだけです。でも、子供であれば、たとえ、今の生活に不満や不安がなくても、見知らぬ世界へ誘われたら旅立ちたいと思うのではないだろうか。これすらも勝手な思い込みであろうか。自信がない。
トリトン族の生き残りだからトリトン。惑星ベジータの王子だからベジータですね。同システム。あとトリトンの声は塩谷翼という人で、数十年後にツェペリ男爵としてジョナサンに波紋を教えに来るのである。最初ぶったまげたけど、よーく聞いてみると確かにおもかげがある。声のおもかげ。
で、なんたって有名なのは最終回のとんでもびっくりな種明かしです。ポセイドンは何故トリトンを目の敵にし続け、執拗に殺そうとしてきたのか。その理由がわかるのですが、これも現代なら「片方の正義が、もう片方にとっては悪」「連邦軍もジオン軍も、共に地球人」のあたりはよく見かけますが、「悪い宇宙人が攻めてきた!勇気ある少年たちよ、迎え撃て!」ばかりだった時代の子供にとっては、相当ショッキングだったと思います。「さあ、いよいよ最終回。悪いポセイドン全滅だ!頑張れトリトン!」と拳を振り上げていたのに、30分後には黙ってしまっておやつも喉を通らない。皆の仲間だった、皆のヒーローだったトリトンが、最終回で罪もない人々を皆殺しにした殺戮者になるというこの無残さ。思い切ったなあ。
そしてトリトンは、ポセイドンの神殿でなにがあったのか、仲間のイルカたちや、いいなづけのピピには明かしたのであろうか。自分が何をしたのか、皆に打ち明けたのだろうか。それとも全てを自分の胸だけにたたんで、『ポセイドンの首領』と一騎打ちをして、倒した、と嘘をつくのであろうか。時々、『お前のせいだ、ただ平和に暮らしたかった我々を、お前が殺したのだトリトン』という声を夢に見て飛び起きて、あとはもう明け方までまんじりともしないのだろうか。
この感じ何かに似ているなと思ったらナウシカの原作の最後の部分ですね。大きな秘密を自分の胸にたたんで、喜んでいる人々をそっと見守っている感じ。でもアスベルはあの、なんだっけ、土着の体当たり娘に取られてしまったが、トリトンにはピピがいる。そう思えばまだ救われる。
そしてこのピピ姫。こんなに長々と我儘で自分勝手で大威張りで足ひっぱりな存在が他にいるだろうか。多分、そうはいない。て言い切れるくらい、長々とトラブルメイカーで、トリトンと仲悪い。でも、本当に紆余曲折の果て、嵐の海で二人だけになり、ようやく心が通じ合う。そのひっぱり具合がとてもリアルなのです。そして一旦強く結びついたら、もう心が離れることはない。荒れ狂う嵐の海で、強く手を握り合い、顔を見合うふたりの姿は、とても自然でした。
そしてまた、旅の途中で助けてくれるウミガメや、アザラシや、敵の女などが、トリトンたちを助けるために命を捨てるシーンがものすごいトラウマものです。なんだろうあの生々しさ。ツェペリさんの最期並みに心にくる。殊にウミガメがなあ。たまらない。ウミガメに関しては原作よりアニメの方が印象深いです。

あらー随分語ってたわ。でも海のトリトンは本当に名作です。海の持つスケールの大きさそのままの作品。
そしてまた、最後のシーンで、トリトンに何て声をかけてやればいいのか今になってもわからないままです。

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海難1890

数年前の映画です。日本とトルコの合作映画。
明治の頃、トルコの親善使節団が日本にやってきて、帰り道に台風とぶつかり、和歌山の沖で座礁し大破する。海岸の小さな村の人々が大急ぎで駆けつけて、嵐の中怪我人を必死で救助する。600数名中助かったのはわずか70人弱という大参事で、でも助かった人たちは心から感謝して帰っていく。それから100年近く経ってイランイラク戦争の真っただ中のテヘランで、もうすぐ無差別攻撃が始まるという時、孤立してしまった日本人がなんとか飛行機を飛ばせてくれと日本政府やJALに掛け合うが「危ないから」「なかなか認可が下りないから」飛行機が飛ばない。他の国の飛行機も自国民で手一杯で日本人の面倒までみてくれない。そんな中、トルコの飛行機が…という話。
出てくる人誰もが自分の持ち場を懸命に努め、務めるタイプの人たちで、見ていて気持ちが良かったです。こまごまとした設定があって、まあ正直見たことのあるアレ(故郷で子供が生まれた、と喜ぶ→死亡フラグとか)なのですが、ちゃんと活きていました。忽那ちゃんの事情とかも。内野せいようもさりげなくて『良い人振り』を押し付けてこなくて良かった。あと「貧しくても正直でまっとうで、目の前で苦しんでる人がいたら全力を挙げて助ける、なにもしなかったらご先祖様に申し訳がない」という庶民の姿は、見ていて背筋が伸びるし、こういう「優しい常識が生きていた頃っていいものだな」と思います。あとこれも時々見かけるけど、身体が冷え切っている人たちを、芸者さんが自分らの仕事だと言って体で温めるやつ。かっこいいですね。身体を張った心意気ですね。イカス。ちらっとだけ出ていた竹中直人も良かった。一見イヤなやつ、やっぱりイヤなやつ、ホントイヤなやつだ。でも…!という辺りのさじ加減がニクイ。
そして、機関室で働く男と、主人公の士官とのレスリング戦、そして夜の甲板で話をして友情が芽生える。大混乱の船の中で「おれになにかあったら、これを故郷の子供に」ドカーン「お前は行け!ここは俺の持ち場だ」の辺り泣けたね。ふたりともハンサムで、腕つかみ合って戦ってるシーンはまあもえました。その後整列してる時にお互い目を見かわし合っちゃって、まったくもう。そうなのか。そうなんだな。何が。
しかしタイタニックの時も二次大戦の海軍の時もそうだけど、機関室勤務というだけで「あかん」と思ってしまう。ボイラーは必ず爆発するものなんでしょうかね。台風が来てるなら港でおとなしくしててよ…
ここまででわかるでしょうが、あらすじを聴いてあなたが想像したのと大差ない映像だと思います。意外性とか、どんでん返しとかは全くありません。でも、よくある場面であっても細部まで丁寧にきちんと作っているので、不満はなく、「うん、うん」とうなずいて観られる映画でした。時間があったら観てみて。
面白いことがひとつあって、後半の現代パートで、テヘランで孤立した日本人グループの中に永島敏行が居るんですが、「JALは安全が確保できない限り飛行機を飛ばさないそうだ」とか苦々しく話している。沈まぬ太陽で永島敏行は国民航空(JALのこと)に勤務していて、上に盾突いたせいでテヘラン支店に飛ばされている支店長なのである。あの人だな、とひとりで納得しておりました。良かったなシマヅ。トルコ人の温かい心のお陰で日本に帰れるぞ。ついでにオンチも連れて帰ってやれ。

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魁!男塾 実写版

クロマティ高校とか、地獄甲子園とかあの辺りの延長線上にあるのかなと思いましたがそうではないのか?やっぱりそうなのか?
この辺りの映像ではよく見かける坂口拓という人と榊英雄という人が剣桃太郎と伊達臣人。「この2人の決闘シーン」は随分あちこちで観た気がします。すごいね、あのジャンプして後ろ向きにくるくるって廻って相手にケリ入れるやつ。よく出来るねあんなこと。なんだろう、筋肉の力ですか?
そして綾野剛が飛燕をやっていて爆笑しました。この人デビューが555だからこの映画の頃(2008年だそうだ)にはとっくに働いてたんですね。飛燕だの石川五右衛門だの、ニヒルでクールで跳んだりはねたりが好きなのか。そんなにハンサムでもないのに(失礼)「わたしのこの美しい顔に傷をつけたな」でキレてるから余計に面白かった。
あと照英が富樫。合ってた。というか虎丸以外は全員みんな原作にそっくりだった。なんで突然山田親太朗が出てくるのか理解できない。それほど格闘技に秀でてもいないしそんなにいい身体でもないのに。こういう映画に限ってコネとかごり押しとかはないだろうし。
原作にそっくり、という点では、主役の桃太郎の坂口拓は、実は原作の桃太郎とちょっと違うんですけど、これはこれでなんかイイなと思いました。秀麻呂のプリティなパンツがさらしものになった時に「かわいいな」て呟く感じとか、他でもあちこちちょっとだけぼそっと呟く飄々加減、日本刀で割って入って「この喧嘩は俺が買います先輩」な感じとか、私は結構この桃太郎は好きだった。
あとこれは最初から最後まで秀麻呂の成長物語であるのね。嫌な事からはただ逃げるしか考えてなかった男が、友のため、友情のため、「自分には絶対無理」「そんなの出来るわけがない」ではなく、やる!と決めたらやる!ようになる話。まあ薄っぺらくはありますが、なかなか、読後感の視聴版はなんというのか?視聴後感はよかったです。そんなに騙された感はありませんでした。そう、ムシシを観た後のような時間の無駄感はなかったわ。珍遊記を観た後のようなやるせなさもなかったし。珍遊記なあ、もったいなかったなあ。せっかく松ケンが脱いでくれたのに。本当にもったいなかった。なんであんなことになったんだろう。ていうか三蔵法師は原作通りおっさんでいいだろうに。それだけで大分違ったと思うの。
脱線しましたが、バカバカしいところはちゃんとバカバカしく、CGじゃないな、ちゃんと身体張ってるな、てとこはちゃんと身体張ってたし、エンディング曲も良かったし、その辺の「バカ映像」と「原作付きアクション映画」のバランスが取れていると思いました。
お勧めまではしませんが、すごくヒマであれば観てもいいんではないか。

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