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GRJ日記

やや古い漫画やや古いアニメやや(略)ゲーム特撮などの話をしています。

静物画と抽象画と

地元の新聞社が主催している、まあこの辺りでは有名な某展がデパートで年に一度開催され、毎年なんとなく見に行ってます。地元の絵描きや彫刻家にとっては、あれに応募して選ばれ、金色の紙を貼られて展示されるのがちょっとしたステータスです。日曜画家のお客さんなんかはあれを観に行くと言うと「知り合いの何とか先生の絵が入賞したが見たか」と興奮して食いついてくる。
サラリーマン画家、主婦画家、の作品が絵がものすごい数並んでいて、じっくり見たら何時間かかるかわからない。タイトルの、三つに一つは「憩」という字が入っている。みんなそんなに憩いたいのか。
大体が風景画か静物画です。
正直、描くのが素人ですし、見ているこっちも素人ですから、よっぽど特徴的な構図や陰影にチャレンジしたというのでなければ、花瓶に花が活けてある絵、駅前の街角、田舎の一本道などは、絵の優劣がわからない。花瓶が立体的でないなあとか、生きている花とガラスである花瓶の差異が出てないなあとか、この猫可愛く描けてるなとか思いながら、でも、こういったものを描くのであれば、手慣れている度合は出るだろうけど、描く人によって正直それほどの違いが出るもんだろうかとぼんやり思っておったのです。
でも、たまに居るね。何がどう違うというんでもないけど、惹きつけられる静物画や風景画が。何が違うのだろうかとじろじろ見ましたがわからなかった。それを才能と呼ぶのかも知れないが、私ごときを惹きつけたところで才能とは呼ぶまい。単に私の好きななにかがあったというだけのことだろう。でも、マンガや映画だと、名のある画家や画商がその才能を見抜いて「ほう…きみ、これを描いた人は?」と主催者に尋ねる、なんてのが発端になりますね。
そして
中にはプロの画家や彫刻家のコーナーもあって、その中にひとり、はっきりと、「この人すごいなあ」と思った人が居て、人物画なんですが、漁師のおじいちゃんの肩から上だけの顔の絵。そこに居てこっち見てるじいさんの性格や生き様や信条が窺い知れるみたいな顔つきだった。私は勝手にその絵に「源さん」というタイトルをつけました。
その人の隣りに、モンドリアンみたいな抽象画が掛かっていた。白い地に黒と数色の線が走ってて、タイトルがほれ、「不安の闇に刺す一瞬の閃光による乖離」みたいなやつで。どの辺が乖離してるのか。
その2枚の優劣をつけることは人間には出来ないんだろうが私には出来たね(笑)
名のある、抽象画を描く人も、必ず初期の頃は写実画から入るじゃないですか。初期の頃の風景画や人物画を見ると、おおーと思うことも多い。このままこっちで名を成せばいいのにと思う。逆に、しっかりした写実画を描いていた人が抽象画に移行したとかいうと、この人の抽象画も結構良いのかなと思えてくる。
一枚の絵に対して費やされる、その人の芸術家としてのエネルギーの量や質は、勿論、抽象画だから写実画だからという理由で上下はしないのでしょうが、ことさら素人画家が描いた抽象画はちょっと、「思いついただけだろ」みたいなことを言いたくなることがあります。もっと言うと「きっちりした花と花瓶を描いてからにしろよ」と思う。
やっぱり、目を奪う奇抜さやテクニックは、現実にあるものをありありと写し取り、そこにあるかのように描けるようになってからではないでしょうか。
関係ないけどモンドリアンの顔って、かんじゃにのニシキドに似ている。

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